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2023/05/14
和紙糸を使った生地で夏用シャツを製品化
令和4年11月に立ち上げた「和紙糸を織った生地のシャツで、今年から夏を涼しく過ごそう!」企画の進捗についてお知らせします。
この企画は、西桂町のふるさと納税返礼品にする条件付きで製品開発事業の補助金を受けた(確定払い方式)企画です。
和紙糸の特徴は、製造企業のHPを見ると、①非常に軽く、②通気性が良く涼しく、③吸水・吸汗性に優れ、④環境にやさしいエコな素材、と言う事です。
まさに、これから来るであろうサーキュラーエコノミーの一翼を担える素材になりうると考え、この企画を立ち上げました。
これから気温が上がって来る夏には綿のシャツが汗で肌に張り付く嫌な感じをご経験の方も居ると思います。
そこで筆者がこの季節にだけ愛用している天然繊維のアイテムは、①リネンシャツと②楊柳のクレープ肌着です(天然素材でなければエアリズムもあります)。
リネンシャツは生地にポイントがあり、使われている糸が太い番手(麻番手44番手以下の若い番手)ですととても暑く感じます。
例えば大衆価格帯のフレンチリネンのシャツとか・・・。
そこで、お勧めは80番手以上の細いリネン糸を使用した生地です。シャツ生地として一般マーケットに出ていない100番手使いの生地がおすすめです。
リンクをはったリネンシャツはSartoriaypsilon謹製のハンドメイドシャツで、100番手のリネン糸だけで織られているので非常に軽く、通気性も良く涼しいです。
でも入手困難な部類に入るとおもいます。
そこで、リネン100番手よりは入手しやすい今回の生地企画になります。
当社では葛更紗の和紙糸(吉野葛を取った根の残りを和紙原料にした和紙糸)を使ったストールを緯糸に使ってストールを織った経験があるので、その時よりも和紙混率を高めるために経糸に和紙と再生ポリエステルの交撚糸を使いました。緯糸は和紙100%の単糸です。
織り組織は綾織りです。整理工場から出てきた生地の特徴は、細かいしぼがある縮緬のような風合でした。それを縫製して作ったシャツが下のミリタリーシャツです。
この肩章が付いているスタイルは1点だけです。着てみるとすごく通気性が良くて驚きました。
現在、違うスタイルでシャツを製作中です。