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2019/05/31

赤ワイン醸造時の副産物を使って染色しました

赤ワイン醸造時の副産物を使って染色しました

 

副産物の澱(オリ)とは

 

「オリ」って音は織物を共通していますが、漢字で書くと全く違います。

織り・・・私どもの仕事。機織り、織物・・・・。

澱・・・・液体中に沈殿した物質。ワインの瓶底の澱。澱物?

ワインを飲む人が増えて、特に赤ワインの製造過程まで詳しく知っている人も多いのではないかと思います。

今回、「澱を使って染色してみる?」と言う話を頂き、早速余った澱(冷凍品)を頂きいたずらしてみました。

 

↓これは、実際に染めてみたストールです。シルクは綺麗に染色できました。

赤ワイン醸造時の副産物を使って染色しました

 

作業工程を少しだけ紹介

 

 ↓この画像は冷凍保存した澱と染める予定のシルク×ウールのストールです。

混率:シルク20%ウール80%

prepare.JPG

 

 

 

 

 ↓ 冷凍の澱を釜に入れて溶かしました。

DSC_0477.JPG

澱が十分に溶けて液状になったのを確認してからストールを投入。

DSC_0479.JPG

 

 

染色開始から一時間経過後、ストールも乾きました。

↓ウール混のストールの場合、シルク側が良く染まりました。

wool.JPG

2018/12/28

光吸収発熱保温繊維のニット帽 製作

光吸収発熱保温繊維のニット帽 製作

ホールガーメント編み機でニット帽を作りました。

太陽が出ていても空気が冷えている環境では通常のニット帽は保温効果はありますが、

この光吸収発熱繊維を使った帽子は太陽光を吸収して発熱してくれるので、肌の表面に「じわー」っと温かみを感じる事が出来ます。

 

これは体感試験中の絵です。

knitcap2.JPG

2018/11/13

パリ・オペラ座バレエ団の日本公演衣装制作用に生地が採用されました

パリ・オペラ座バレエ団の日本公演衣装制作用に生地が採用されました

パリ・オペラザ座バレエ団衣装生地について

 

既にご案内した7月29日富士吉田の山梨県工業技術センター(通称:試験所)で開催されたに展示会に参加した結果の連絡が来ました。

 

当日は各社多数の生地見本(ハンガー、反物、製品見本等)を持って来ていました。

 

弊社では瑕になり易く織るのが難しい先染めシルクオーガンジーのシャンブレー生地をメインに出品しました。

サンプルとして数点提供した中から、シルクオーガンジーのシャンブレー生地が採用され11月13日に製作用オーダーが来ました。

 

 

↓ この3色が採用されました。

DSC_0267.JPG

 

 

あとは織るのみ!

 

2018/10/10

光吸収発熱保温繊維をマフラーで試験しました

光吸収発熱保温繊維をマフラーで試験しました

マフラーを実際に作って太陽のもとで試験をしてみた。

その様子は pdf 光吸収発熱保温機能マフラーの試験.pdf (0.75MB)

 

 

今回は試験時間1時間15分で表面温度が最高値72.7℃に上昇。

マフラー内にも温度センサーを付けた結果、内部は44.4℃になっていた。

 

We made  real muffs by wool yarns with photothermal conversion and thermal preservation function.

And tested under the Sun, after 1h15m surface temp was below. 

1010bodytemp.gif

2018/09/30

光吸収発熱保温機能を付与した糸を作りました

 

山梨県が保有する「光吸収発熱保温用複合体とその製造方法」の実施許諾を受け、試作糸を作りました。

この糸は太陽光など近赤外線を吸収し発熱します。今回の試験では表面温度60度台まで上昇しました。

 

T01889IR.JPG

合成繊維ではこの蓄熱保温技術は主流の繊維加工技術ですが、これまで天然繊維ではその風合いを損なうことなく蓄熱保温できる加工はありませんでした。

試験方法は、ボーケンBQE-A(太陽光蓄熱)法を準用しました。

pdf 光吸収発熱保温機能を持たせたWoolのサーモグラフィー.pdf (0.45MB)

 

 

We made a wool fabric used the Japanese patent application 2017-233776 (patent pending).

The "sunlight heat-storage and thermal preservation material” with high thermal effect can efficiently convert the visible and infrared rays of sunlight into heat.

The experiment was applied accordingly to a BOKEN BQE-A (sunlight heat-storage) method.

 

English

 

pdf Sundelta.pdf (0.42MB)

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